パラメトロン計算機 PC-2
参考写真:後藤英一
パラメトロンはフェライトコアに銅線を巻いた物で、1954(昭和29)年に後藤英一が発明しコンピュータに応用することを思いつきました。真空管や当時のトランジスタに比べて安価で安定していたのです。1961(昭和36)年に完成したPC-2は、富士通からFACOM202の名称で製造され、東大物性研などで実用されました。消費電力が大きく、早いクロックで動作させる事が出ないため、使われなくなりましたが、パラメトロン計算機の開発に多くの研究者が取り組み、後の人材が育ちました。(提供:東京大学)