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理工電子資料館

タイガー計算器 十号型

大正時代
 タイガー計算器製。ハンドルを廻すことにより四則演算を行なう器械です。10桁までの計算結果を表示できます。大正時代には、丸善や日本計算機など数社から手回し計算機が発売されるようになりました。中でも大正12年から発売されたタイガー計算器は手回し計算機の代名詞になるほど普及しました。そして1960年代後半に電子式の卓上計算機が登場するまで、銀行や科学計算など社会のあらゆるシーンで多用されました。



同種の機械の内部の様子の様子がご覧いただけます。再生ボタンを押してください。

 ピンを倒し「4」と設定し、ハンドルを回して円筒を回転させると、下部のカウンターが回って「4」となります。実は「4」と設定すると円板から歯が4個出てきて、これがカウンターを回してるのです。さらに「1」増やし、回転させると歯が5個でた状態で、同じカウンターを回すので、「4」からさらに五つ進んで「9」となります。

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