タイガー計算器 No.59
1923、1924年頃、大本鉄工所製
桁:置数9/左8/右13
大本鉄工所の大本虎次郎は手回し計算機を国産化し、1923(大正12)年に「虎印計算器」として発売しました。しかし、国産機械は信用の無い時代で売れませんでした。後に名前を「タイガー計算器」に変えたところ、好評を博すようになり、1960年代後半に電子式の卓上計算機が登場するまで、銀行や科学計算など社会の様々な場面で用いられました。本機は、創業間もない1923、1924年頃製の手回し計算機です。