ユーイングの蘇言機 (重要文化財)
1878(明治11)年
我が国で最初に音が録音・再生された錫箔蓄音機。エジソンのフォノグラフの発明を聞き及んだ英国人ユーイング(James Alfred Ewing)は、エジンバラの工場MILNE&son MAKERSで本機を制作し、来日後の1878(明治11)年11月16日に、東京大学理学部の実験室にて日本初の録音・再生実験を行いました。翌年3月に東京商法会議所(現東京商工会議所)で行われた一般公開では、東京日日新聞社長福地桜痴が「こんな機械ができると新聞屋は困る」と録音したという逸話が残っています。(提供:東京大学)