エジソンの白熱電球
1884年頃
100~110V、16燭光用で竹を加工したフィラメントを使用。トーマス・A・エジソンは1879年に、経済的に見合う高い電圧で使用できる炭素フィラメントの電球を発明しました。その後エジソンは、フィラメントの材料として世界中のさまざまなものの中から京都八幡の竹を採用しました。本電球の口金形状・材料(成型材)や長方形のフラメント端部の断面、銅メッキされたプラチナの封入線との結合部などから、1884年前後に製造されたものと推定されます。日本で白熱電球が使われ始めたころ、音訳して殷煥(いんかん)電灯とも呼ばれていました。本電球は1885(明治18)年にエジソンが工部大学校に寄贈した36個の電球の一つとも言われています。(提供:東京大学)
上記電球の3Dデータ