関谷の地震動軌跡模型
地震のときの地面の動き(変位)を時間を追ってわかるようにした模型です。世界最初の地震学専任教授となった関谷清景(1854-1896)が作りました。1887(明治20)年1月15日に東京で観測した地震計の記録をもとに、地面の三次元的動きを針金で表わしています。時間を三つに区切って、写真で見て左は地震動の始まりから21秒まで、中央がそれから41秒まで、そして右はさらに72秒までの地面の動きを示します。まず初めに地面の動きを15倍に拡大したものが作られ、後に50倍に拡大した模型(写真)が教材として頒布されました。