水晶管伸縮計
地面の伸び縮みを測るための器械です。石英ガラスでできた長い管の一方を地面に固定し、もう一方の先とそこでの地面との相対位置の変化から地面の伸び縮みを測ります。
原理は簡単なものですが、地面の伸び縮みは大変小さいので、棒(管)は熱膨張のごく小さい石英ガラスで作り、地面に固定した指標と管の先との間隔の変化は光の干渉を利用して測ります。また、水管傾斜計と同様に、温度変化の影響を受けないよう地下のトンネル内に設置します。
この写真にあるものは展示のために石英ガラス管を短くしてあります。