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理工電子資料館

ジャガード織機

1880(明治13)年
米国JAMES JACKSON PATERSON. NJ.製

 本機は1885(明治18)年に森山芳平が桐生地方に初めて導入した鉄製ジャガード織機の1台で桐生繊維産業の近代における興隆のきっかけとなった機械です。後に皇居のタペストリーを織るのにも使用されました。
 ジャガード織機とは、1801年にフランスのジョセフ・マリー・シャルル・ジャカード(Joseph Marie Jacquard)が発明した複雑な文様を織り込むことができる織機です。現代においても複雑な文様を織る場合に使用されています。また初期の統計機械やコンピュータにもその部品や概念が応用され、現代のコンピュータの源流の一つでもあります。(森山家寄託品)

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