プロジェクトメンバー紹介
石川 仁
氏名 | 石川 仁(いしかわ じん) | |
所属・役職 | 一般社団法人 ONE OCEAN 代表理事 | |
その他の役職 | 日本葦船協会 会長 | |
専門分野 | 探検家 草船航海士 葦船職人 |
自己紹介:プロジェクトでの役割・期待すること
葦船(草束舟)の設計、製作担当。 自然と寄りそう先住民族の知恵と暮らしに魅せられ現地の交通手段を使い世界の極地民族を訪ねるフィールドワークを繰り返します。 サハラ砂漠をラクダと半年間単独2700kmの旅、アラスカでエスキモーと暮らし獣革舟の製作、南米のジャングルを800km丸木舟で単独河下り、チチカカ湖を120日間かけて葦船(あしぶね)で一周など、実際の体験を通して自然との関係性を学んでいきます。 スペインの探検家キティン・ムニョスとチチカカ湖で出会い以来古代の民族移動の可能性を草船で検証する国連の公式プロジェクト「エクスペディション・マタランギ」に参加しフィールドを海へと移します。 32mの葦船マタランギⅡで南米チリからマルケサス諸島まで88日間8000kmの航海。マタランギⅢでバルセロナから大西洋上のカボ・ベルディ諸島まで60日間5000km航海。帰国後、自らがプロジェクトを企画し船長として高知から伊豆神津島まで1,000kmを日本初の大型葦船で外洋航海。 延べ1万3000キロは太古と同じ伴走船のない命がけの航海となりました。その経験を通して、人がコントロールするのではなく自然にゆだねる航海方法の素晴らしさと草船の持つポテンシャルを実感していきます。また、航海を通して先人の精神性、死生観にも共鳴していきました。 現在そんな草船実証航海の集大成として、2019年に全長20mの草船でアメリカ西海岸から太平洋横断を計画しています。 |
ふだんの研究活動
日本全国でワークショップ・講演会を企画し、葦船・草舟の文化を伝承しています。 |
関連ウェブサイト
http://www.jinishikawa.com/(石川 仁 JIN ISHIKAWA オフィシャルサイト) |
http://kamuna.net/(カムナ葦船プロジェクト) |
好きなもの・気になるもの
好きなもの | 焚火とハンモックとコロッケ | |
気になるもの | 人類と多種多様な生き物とのコミュニケーションがより深まる未来 |
最後にひと言
3万年前の航海の徹底再現ならば、ぜひ精神性、死生観にも焦点を当てていきたいです。 特に現代人にとって、3万年前の時間の感覚を再現できるかどうか、つまり自然の条件が揃うまで待てるかどうかが課題だと思います。 |