アオミソウ
Pithophora roettleri
ごわごわした手触りで、球形やマット状など様々な形になります。暑さに強く、熱帯や亜熱帯にも生育しています。糸状体は太くて枝分かれは少なく、先端はややとがっています。糸状体の先端と中間の細胞の一部に色の濃い緑色の細胞(アキネート)ができると、緑色が薄い細胞と濃い細胞が順番に並ぶので、肉眼で縞模様に見えます。
今回は10ヶ所の水槽から見つかりました。モトスマリモと一緒の水槽からも見つかりました。
扁平な形のものも多いですが、今回、送られきたまりもの中には、完全な球体のものもいました。
アオミソウはアキネートにより簡単に区別できます。慣れれば肉眼でも縞々が見え、低倍の安価なルーペやスマホ顕微鏡等があれば、より明確です。好条件では、アキネートが見つからないときがありますが、糸状体が、他に比べて太いことで区別できます。