まりも
Aegagropila brownii
やや硬く表面はフェルト状で、直径は数cmから最大30cm近くになります。大きなまりもは中空になっています。暑さに弱く、成長はゆっくりです。温帯から亜寒帯の水域に生育していますが、日本を含む世界各地で減少しています。糸状体は二又に次々に枝分かれを繰り返しながら長く伸びます。細胞は円筒形で、枝の先端は丸みを帯びています。
今回の調査では、川越市の水草からのみ見つかりました。ペットショップで売られているのもこのマリモです。
今回見つかったのはこの個体だけ。成長が非常に遅いそうです。
マリモの糸状体は環境による変異が大きいとされています。特にタテヤママリモとの区別は難しいです。