タテヤママリモ
Aegagropilopsis moravica
柔らかく、ややいびつな形です。最大3cmくらいですが、今回はかなり大きなまりもが見つかりました。これまで温帯の湧水で見つかっています。糸状体の下方の細胞は太く、中央が少しふくれていることがあります。枝分かれはやや不規則で直角に出ることが多く、短い枝や長い枝があります。細胞は円筒形で、枝の先端は丸みを帯びています。
今回も湧水地で採集したものを入れた水槽などで見つかりました。在来種です。
この写真のマリモは60年以上前に亀田良成氏によって山中湖から採集・栽培されてきたものです
顕微鏡ではマリモとタテヤママリモの違いは明確ではありません。タテヤママリモの方が柔らかいとされています。