微細藻類まめちしき

水の中の小さな生き物観察
-準備編-

水の中の小さな生き物( せい ぶつ )は、身近なところにすんでいますが、集め方や観察の仕方によってはうまくいかず、観察をあきらめる人も多いようです。そこで、自由研究などでも使え、手軽に、上手に微生物を集めて観察する方法を紹介します。身近に適当な水辺がない人も、どこかで水辺を見つけたら、ぜひ観察してみましょう。

水の中の微生物
顕微鏡でのぞいてみると、こんな世界が。

微生物はどこにいる?

いつも水がたまっている池などには、水底や水面にアオミドロなどの そう るい が発生して、ぬるぬるしているところがあります。そこには、藻類をエサとする動物プランクトンも多く集まります。植物プランクトンは小さくて肉眼では見えにくいものが多いですが、動物プランクトンは比較的大きく、肉眼でも見えます。
また、海、湖、池、用水路、田んぼなどの水をペットボトルなどにくみ上げて網でろ過すると、水中に浮かんでいる微生物をつかまえることができます。

アオミドロ
たとえばこのような田んぼのすみっこ。白い丸の中にアオミドロがいます。

微生物をじょうずに集めるには?

研究者が水の中の微生物を集めるために使うプランクトンネットという網を手作りする方法もありますが、ここでは身近なものをそのまま使って、手軽に集めてみましょう。

用意するもの

用意するもの
  1. わりばし
  2. フタつき容器(集める場所ごとに1個)
  3. ロープ(水面に届く長さ)
  4. バケツ
  5. ペットボトル(集める場所ごとに500ml~2L)
  6. ろうと
  7. 畳織(たたみおり:目が細かい)の茶こし
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