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標本の輸送 執筆:松浦啓一 標本ビンに保管された標本は、そのままでは輸送に不向きです。保存液から標本を取り出し、乾燥しないようにガーゼなどでくるみ、湿らせてから輸送しましょう。採集した標本を博物館に送る場合も同様の方法を用います。 |
周囲が保存液で濡れないように写真のような容器を用意すると良いでしょう。流しで作業してもかまいません。作業は換気が良い場所で行いましょう。 まず、魚を覆うための布やペーパータオルを広げます。 |
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ペーパータオルや布で標本を包みます。 |
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くるくる包みます。 |
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写真のように全体を覆ってください。 |
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保存液で全体を湿らせます(浸かっていた液体で構いません)。 |
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湿った標本をポリ袋に入れて、ポリ袋の口を輪ゴムで堅く締めます。太いゴムの方が良いでしょう。 |
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これを次のポリ袋に入れて、また口を輪ゴムで堅く締めます。 |
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二重に包まれた標本をさらに次のポリ袋に入れて、袋の口を輪ゴムで堅く締めます。つまり、三重に標本を包むことになります。 |
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それから標本を段ボール箱やタッパーウエアなどに入れて発送します。輸送中の衝撃から標本を守るため、箱の中にクッションを入れるとよいでしょう。クッションは布きれや古新聞を丸めて作るとよいでしょう。 |
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できあがり。 | ||||
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