オオウナギは主として熱帯に生息し、体長が2m以上になります。利根川以西の太平洋側河川や長崎県以南の東シナ海側河川から知られています。国外ではアフリカ東岸から南太平洋のマルケサス諸島までのインド太平洋に広く分布します。河川の中流域や湖底に穴を掘ってすみます。カエル、魚、カニなどを食ベ、カニクイの異名をもっています。 オオウナギ生息域で天然記念物に指定されているのは、和歌山県白浜町、徳島県海部町および長崎県野母崎町の3ケ所です。これらはオオウナギの分布の北限です。特に海部町にはオオウナギの町立水族館があり、2mの生きた個体や、これまでの調査の歴史などを豊富な資料とともに展示しています。
海部町母川 オオウナギ生息地
戻る