松浦啓一の発表した新種


Database for Aquatic-vertebrate Science

Thamnaconus fijiensis Hutchins & Matsuura, 1984

和名:アズキウマヅラ
タイプ標本の産地:フィジー
論文表題:Description of a new monacanthid fish of the genus Thamnaconus from Fiji.
出版誌名:Records of the Western Australian Museum, 11(4): 387-391.


カワハギ科のウマヅラハギ属の魚です。水深183 mから採集された全長17 cmの1個体にもとづいて記載されました。

体側に褐色点があり、4-5縦列の模様を形成することにより、ウマヅラハギ属の他の種から区別されます。

新種発表後、ニューカレドニアと日本の紀伊半島沖からそれぞれ1個体ずつ採集されました。ウマヅラハギ属は他のカワハギ科魚類よりも深い海にすんでいます。最も深い所から採集されたのはゴイシウマヅラハギThamnaconus tessellatusで、ニューカレドニア沖の430-490 mからトロールで採集されたことがあります。