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松浦啓一 生年月日:1948年8月 所属:国立科学博物館 標本資料センター 兼任:東京大学大学院 理学系研究科 生物科学専攻 教授 電子メール:matsuura(at)kahaku.go.jp 履歴と業績 履歴 / 論文 / 著書 / 書評・報告書など / 国際学会発表 / 国内学会発表 調査活動 / 外部資金受領実績 研究紹介 研究分野は真骨魚類の系統や分類、分布などです。真骨魚類というのは私たちが「魚」という言葉から思い浮かべる普通の魚たちのことです。その中でも特に興味をもって研究を進めているのはフグ目(ふぐもく)の魚たちです。フグ目にはカワハギやフグなどなじみ深い魚をはじめとして、ハコフグ、マンボウ、そしてベニカワムキなど変わった魚もいます。 魚類そのものの研究と同時に魚類標本の収集と管理も精力的に行っています。膨大な標本を利用しやすいように標本データのコンピュータ入力を行い、標本データベースの作成を行っています。また、日本産魚類の画像データベースを神奈川県立生命の星・地球博物館と共同で進めています。 研究のためには国内はもちろんのこと海外の様々な地域で調査を行い、標本採集を行って魚類相や分類に関する業績を発表しています。これまでに太平洋熱帯域のほとんどの島々を調査してきました。また、欧米やオーストラリア・ニュージーランドの博物館を訪問して魚類標本の調査も行ってきました。 研究プロジェクト ・南太平洋のベニカワムキ科魚類の分類学的再検討 ・イトマキフグ科魚類の分類学的再検討 ・ツバサモンガラ属の分類学的再検討 ・モヨウフグ属の分類学的研究 ・マンボウ属の分類学的研究 発表した新種 ・Xanthichthys caeruleolineatus Randall, Matsuura & Zama, 1978 和名:アオスジモンガラ ・Xenobalistes tumidipectoris Matsuura, 1981 和名:ツバサモンガラ ・Triacanthodes indicus Matsuura, 1982 和名:なし ・Triacanthodes intermedius Matsuura & Fourmanoir, 1984 和名:なし ・Thamnaconus fijiensis Hutchins & Matsuura, 1984 和名:アズキウマヅラ ・Canthigaster flavoreticulata Matsuura, 1986 和名:なし ・Rhinecanthus abyssus Matsuura & Shiobara, 1989 和名:ソコモンガラ ・Canthigaster punctata Matsuura, 1992 和名:なし ・Arothron caeruleopunctatus Matsuura, 1994 和名:アラレフグ |