ヨシモトコレクション

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コレクションの展示・研究への利用

常設展・企画展への利用

ヨシモトコレクションは約400点で構成され、そのほとんどは全身剥製標本からなります。コレクションは当館の常設展「地球館三階・大地を駆ける生命」で使用されているほか、他館での企画展・特別展に向けての貸し出しも行われ、利用されています。
2010年3月にはヨシモト氏の生誕100周年を記念して、当館での特別展「大哺乳類展―陸のなかまたち」が開催されました。

研究への利用

国立科学博物館では、ヨシモト氏が生前目指した多様性の保全と普及をめざし、以下の研究を推進している。

1.ヨシモトコレクションの標本を含む、国立科学博物館所蔵の哺乳類標本コレクションを活かした生物多様性保全につながる研究
1-1.剥製からのDNAデータベースの作成:抽出を行い、ミトコンドリアDNAの塩基配列のデータベース作成を進めている。種間や種内での変異を把握できるようなデータが蓄積されつつある。最終的にはDNA情報をデータベースとして標本とともに登録し、自然界で得られた骨や毛のDNA鑑定に用いられるような手技の開発につながることを目指している(平成20年度から)
1-2.剥製から採取した毛の微細構造に関するデータベースの作成:毛の表面や断面のSEM解析によって種に特徴的な構造の有無を確認し、ヘアートラップなどの方法で得られる毛の種同定に役立てられるようなデータベース作成を目指している(平成22年度から)
2.ヨシモト氏の文書資料を用いた、標本の収集データのデータベース化とヨシモト氏の人物史的研究
2-1.ヨシモト氏の残した文書資料による、氏の人物史的研究、およびハワイにおける日系二世の立場に関する研究(平成19年度から)
2-2.寄贈された標本に関する採集データ、採集時の写真などを関連づけたデータベースの作成(平成19年度から)