ミヤコタナゴ

ミヤコタナゴは体長3〜4cmの比較的小型の種である。寿命も通常1〜2年と短い。マツカサガイなどに産卵する。生息地は栃木県、埼玉県、千葉県および神奈川県。生息環境は丘陵地や扇状地周辺の湧水を基礎にした稲作地帯で、自然の地形にあわせた水田わきの小川などで、この環境は1950年代まではどこにでもあった。繁栄していた環境は人と自然とのかかわりによって生まれた自然である点は特筆すべき事柄である。生息数の減少の原因には河川工事、密漁、ブラックバスなど害敵の侵入、移入種タイリクバラタナゴとの競合などがあげられる。

 

 

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