北部のペンテコスト島で、毎年4月にヤムイモの収穫を祝うお祭りの中で行なうもので、20〜30mの木製の飛び降り台を作り、若者が足につるを縛り付け、地上にダイビングする行事です。ロープと異なり、植物のつるそのものを利用するので、時に切れたり、弾力性もあまりないので、昔は命を落としたり、おおけがをする人も多かったそうです。現在世界各地にある、足にロープを結わえて川などに飛び降りるバンジージャンプの基となったものです。 |
アカネ科のネオナウクレア・フォステリ(Neonavclea fosteri)の堅い木を繰り抜いたドラムで、祭りなどで用います。本来、集落から集落への通信手段として使われましたが、現在では鑑賞用として用いられることが多いようです。アンブリウム島とマレクラ島で作られていますが、典型的なものはドラムの上部にヒトの顔が彫られており、その顔や形は島によって少しづつ異なっています。アンブリウム島のタムタムは今では首都のポートビラ付近のホテルやレストランの入口に装飾として置かれているのをよく見ることができます。
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