2024年9月(第101)号
今月の表紙は、オーストラリアのシドニー北西に位置するブルーマウンテンズ国立公園の山々。周辺には広大な森林が広がり、90種類ともいわれる多くのユーカリが山麓を覆っています。写真を見ると、山々が青く靄もやっている様子が見て取れます。
これはユーカリなどの植物から大量に放出された生物由来揮発性有機化合物(BVOCs)が日差しを受けて青く反射しているためと考えられています。
ブルーマウンテンズの名前もそこから名づけられたといわれます。こうした「青い靄」は「ブルーヘイズ(blue hazes)」とよばれ、世界各地で確認されています。

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【特集】 植物気候フィードバック 〜植物と気候の相互作用を探る〜 3
  植物と気候の切っても切れない関係 4
  BVOCsを用いた植物のコミュニケーション 6
  多成分BVOCsのリアルタイム計測 9
  野外から明らかにする植物の遺伝子の使い方と使われ方 12
  地球システムモデリングにおける植物・気候相互作用 15
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次号予告/定期購読のお知らせ/編集後記   34