2024年11月(第102)号
マスクをした顔(上段)とマスクをしていない顔(下段)。
私たちは他者とコミュニケーションを取る際、その人の顔の表情や視線などから多くの情報を得て、それらを会話などに役立てています。
しかしコロナ禍においては、私たちは普段からマスクを着用して顔の下半分を隠して生活を送ることになりました。
このことが他者とのコミュニケーションにおいて大なり小なり影響を及ぼしたことは想像に難くありません。
心理学の分野では、マスクの着用が他者とのコミュニケーションに与える影響について、さまざまな研究が進んでいます。
本号の特集では、そのような最新の成果について紹介しています。
【特集】 「顔によるコミュニケーション」 3
  顔や表情から得られる情報とは? 4
  マスクが顔の魅力やコミュニケーションに与える影響 6
  子どもの「表情を読み取る力」はマスク生活で影響を受けたか? 9
  顔の皮膚の動きや顔を見る角度は年齢の印象をどう変える? 12
  私たちは無意識に相手の表情をまねている 15
Focus 科学者の探究心にせまる ―建物、人体、美術品などに映像を投影する技術─
プロジェクションマッピングの可能性を広げる
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チャレンジ!! 科学冒険隊 #101 地磁気を調べてみよう! 22
生き物たちの不思議な関係 第12回 産めよ、増えよ、地に満ちよ !? 26
かはくレポート 特別展「鳥〜ゲノム解析で解き明かす新しい鳥類の系統〜」に寄せてゲノム時代にふさわしい鳥の新しいイメージを! 30
次号予告/定期購読のお知らせ/編集後記   34