ルクソールで1890年代に発見されたミイラ。棺に書かれたヒエログリフから、カルナクのコンス神殿に仕える神官ネスペルエンネブウのものであることが判かる。カルトナージュ棺は亜麻布とプラスターで作られていて、木棺の内側に納められた。第3中間期になると壁面に装飾を施す墓は作られなくなり、代わりに棺自体が華やかに装飾されるようになった。