原子・分子や元素の考え方が確立して約100年。私たちは元素のさまざまな特質をうまく利用して、生活を便利で豊かなものにしてきました。しかし、エネルギー源をおもに化石燃料に頼る「炭素(C)社会」から、新しいエネルギー源を使う「水素(H)社会」への変貌が求められています。ハイテク製品はレアメタルの消費拡大、資源の偏りで、さまざまな軋轢を生む要因となっています。これからの社会では、元素をいかに大切に使っていくかが重要になってきます。ここではそうした考え方をご紹介します。