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鎌倉の海藻
(52種)

海産緑藻
(アオサ藻綱)
(12種)
黄 藻
(20種)
紅 藻
(20種)

“海からの贈り物”
鎌倉の海岸に打ち上がる海藻

 ここに紹介する52点の海藻標本は鎌倉の砂浜に打ち上がった藻体でつくられた。岩の上に生育中のものは使用していない。いずれも鎌倉の海岸で海藻を拾う三人の海藻アマチュア採集者、杉山順子氏、田中美恵子氏、木村光子氏が製作したものである。ふだん彼女らは「鎌倉みどりのレンジャー」のボランティアとして活動しているが、今世紀に入ってから海藻を拾い始め、美しい押し葉標本や海藻をつかった絵を制作するようになった。
国立科学博物館には、彼女らが製作した海藻の押し葉標本が約2千枚収蔵されている。

   
左から木村光子氏,田中美恵子氏,杉山順子氏(稲村ケ崎にて)

 

作:原 ゆりか 作:木村 光子

本サイトの表紙にある大仏の絵は、木村光子氏(大田区在住)が2004年に鎌倉の海岸で拾った海藻を使って制作した。各部分に下記の海藻が使用されている。


螺髪(らほつ):ジョロモク Myagropsis myagroides、オオバモク Sargassum rinngoldianum
顔と胴:フダラク Grateloupia lanceolata
林:アオサ Ulva pertusa
花:フサカニノテ Corallina aberrans
木:ヒトツマツ Grateloupia chiangii
波、海岸線:ミル Codium fragile

また、「鎌倉」の文字は、2003年に原ゆりか氏(鎌倉在住、当時小学校4年生)が、ヘラヤハズ(Dictyopteris prolifera)を使って制作した。