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2003年2月4日火曜日、広島市安佐南区伴南2丁目株式会社エバルス 広島物流センターにおいて、隕石が発見されました。

■経 緯

落下日時:
平成15年2月1日(土)夕〜平成15年2月3日(月)朝
落下場所:
広島市安佐南区伴南ニ丁目1−39 株式会社エバルス 広島物流センター
落下状況:
(株)エバルス広島物流センターの鉄板葺屋根及び天井部分を突き破って床に落下
発見者:
株式会社エバルス
発見後の対応:
2月4日(火) 床に落下している岩石を発見
2月5日(水) こども文化科学館 現地視察
2月6日(木) 国立科学博物館 現地視察
2月7日(金)〜2月18日(火) 国立科学博物館 初期分析調査

鉄板葺屋根貫通状況(上部より)
鉄板葺屋根貫通状況(下部より)
天井ボード貫通状況
(画像提供:株式会社エバルス)
■ 分析調査結果
隕石の種類:
Hグループの球粒隕石(石質隕石)
大きさ:
縦5.8cm × 横10.5cm × 高さ4.6cm 
重 さ:
414g
特 徴:
国内で確認された49番目の隕石で典型的なHグループの球粒隕石である。初期分析の結果、宇宙線照射年代は約9,000万年であり、日本の石質隕石の中では最も長いものといえる。形成年代は約45億年前である。
落下した隕石
偏光顕微鏡写真
※画像をクリックすると拡大写真が表示されます。
〇 隕石の落下は平成11年9月の「神戸隕石」以来で、広島県内では初の事例である。
〇 隕石名称は、他事例からみて、「広島隕石」になるものとみられる。

【ガンマ線プロット】

■今後の取扱い
   今後、隕石の詳細な分析調査を国立科学博物館で実施した後、広島市こども文化科学館において公開予定
>>>広島市こども文化科学館
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