海の生物の中には、毒をもっているものが多い。毒は獲物を倒したり、あるいは自分の身を守るためにも使われる。サンゴやクラゲの仲間は刺胞と呼ばれる毒糸を発射する特殊な器官をもっているし、巻貝の仲間には強力な毒を打ち込む銛をもつものもいるし、ヒョウモンダコは唾液腺に猛毒をもっている。