■ファーブルゆかりの地を訪ねて(1) |
ファーブル関連施の様子と、現在の南フランスの町並みを紹介します。
【調査日程及び調査者】
2004年1月14〜21日:川那部浩哉、中島経夫、八尋克郎、武田正倫、野村周平
(成田→パリ→セリニャン→アヴィニョン→パリ→成田)
2005年7月12〜28日:友国雅章、見山博、野村周平
(成田→パリ→アヴィニョン→ヴァントゥー山、セリニャン、オランジュ→モンペリエ→パリ→成田)
2006年7月10〜20日:友国雅章、見山博、野村周平
(成田→パリ→アヴィニョン→ヴァントゥー山、セリニャン、オランジュ→パリ→成田) |
■アルマス(Harmas)
アルマス(Harmas)は、フランス語で「荒地」を意味します。ファーブルは手入れをしていない自宅の庭をこのように呼び、現在ではファーブルの敷地全体をこのように呼んでいます。オランジュ(Orange)近郊、セリニャン(Serignan)村のはずれにあり、国道に面しています。ファーブルは、1879年、55歳のときから91歳で亡くなるまでの36年間をここで過ごしました。『昆虫記』に記述した昆虫の観察の多くはここでおこなわれました。ファーブルの死後、1921年に国によって買い上げられ、国立自然史博物館の所有となっています。現在、ファーブルの遺品などを展示する博物館として公開されています。 |
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アルマスの外観(2005年7月) |
自宅の外観 |
庭の様子 |
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■セリニャン(Serignan)
フランス南東部ヴォークリューズ県に含まれるオランジュ(Orange)近郊の村です。村はずれにファーブルの自宅「アルマス」があります。村の中心に古い教会があり、その前にはファーブルの銅像(坐像)があります。周囲はブドウ畑などに囲まれていますが、村の北側には「ランジャルドの森(Bois
de Ranjarde)」と呼ばれるオーク(ナラ)の林が広がっており、「ファーブル植物学の道」が設けられています。 |
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ファーブルの銅像 |
ファーブルのネオンサインがあるセリニャンの街中 |
ファーブル植物学の道 |
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