世界最古の歯を持たない翼竜です。
アラリペ盆地の翼竜としては2番目に見つかりまし
た。興味深いのは翼開長が1.5メートル〜1.8メート
ルとたいへん小さいこと。
頭骨にも特異な特徴が見られ、おそらく鳥類と
同様、角質のカバーのついたクチバシがあり、
それが強く下を向いていたと推察されます。
頭と下顎に大きなトサカを持っています。
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アラリぺ地域において、過去10年間で最大の発見
の一つです。ほぼ完全な頭骨と下顎のみで長さ
1.5メートルに達し、翼開長は約4メートル、
サンタナ層から発掘された翼竜としては最大の
種類の1つです。
もっとも重要な特徴はその巨大な骨質のトサカ。
表面には溝が複雑に走っており、大きな溝から
小さな溝への枝わかれも見られます。このような
構造は血管のためとしか考えられず、大型翼竜の
トサカが体温調節の役目をしていたことの最初の
証拠ということができます。
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