中国揚子江にすんでいたヨウスコウカワイルカは2006年中国政府による大規模な調査の結果、事実上絶滅したことがわかりました。これは1950年代に絶滅したニホンアシカやカリブカイモンクアザラシの絶滅以来の海棲哺乳類の絶滅とされ、人間が直接要因となった悲しい事実となりました。
現在も、ホッキョクグマやハワイのモンクアザラシ、北西太平洋のコククジラ、沖縄のジュゴン、コルテス海のコガシラネズミイルカなど絶滅の危機に瀕している海のなかまたちは世界中にいます。こうした現状を紹介します。国際生物多様性年である2010年夏、かれらについて色々と考えてみませんか。 |