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代表的な日本固有種、国内の多様性ホットスポットに生息する種、日本を分布の中心とする種など、「多様性ホットスポット日本」の重要な構成要素と考えられる生物を、プロジェクトに参加している様々な分類群が専門の研究者たちが紹介します。
オガサワラベニシオマネキスナガニ科Uca boninensis Shih, Komai and Liu動物界-節足動物門-甲殻綱-十脚目 |
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本種は西太平洋に広く分布するベニシオマネキUca crassipes (White, 1847)と長い間混同されてきたが、頭胸甲や交尾器の形態の違いにより区別できる。また、DNAの塩基配列でもベニシオマネキとは異なるクレードをつくることが支持された。甲幅は最大で25mm程度になり、干潮時に巣穴から出てきて砂表面に付着した珪藻などを砂ごと食べて小さな泥団子を残す。雄は片方の鋏脚が巨大になり、それを振ることによって求愛行動を示す。父島二見湾奧の小河川干潟にのみ生息し、個体数は著しく少ない。そのため、残りわずかな干潟環境の保全が求められている。 (動物研究部・小松 浩典) |
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分布 | 日本固有種(小笠原諸島父島) | |||
絶滅危惧(環境省) | ― | 絶滅危惧(IUCN) | ― |