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代表的な日本固有種、国内の多様性ホットスポットに生息する種、日本を分布の中心とする種など、「多様性ホットスポット日本」の重要な構成要素と考えられる生物を、プロジェクトに参加している様々な分類群が専門の研究者たちが紹介します。
オナガカンアオイウマノスズクサ科Glaucidium palmatum Siebold et Zucc.植物界-維管束植物門-モクレン綱-コショウ目 |
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カンアオイ属は日本列島で特に著しい多様化を遂げた植物のグループで、属全体の過半数である50種が日本固有種である。その中でも本種は特別際立った、むちのように伸びた萼裂片が特徴である。この花形態はおそらく花粉を運ぶ昆虫との関係から進化したものと考えられるが、どのような意味があるのかは未だ全くの謎である。本種の謎めいた生態を解明するためには自生地での調査が必要不可欠だが、奇抜な姿から園芸用の採取が進み、自生地での姿を見ることすら極めて難しくなってしまった。本種に最も近縁な種は、対岸の高知県に自生するサカワサイシンやホシザキカンアオイである。(植物研究部・奥山 雄大) |
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分布 | 日本固有種(宮崎県北東部) | |||
絶滅危惧(環境省) | 絶滅危惧IA類(CR) | 絶滅危惧(IUCN) | ― |