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代表的な日本固有種、国内の多様性ホットスポットに生息する種、日本を分布の中心とする種など、「多様性ホットスポット日本」の重要な構成要素と考えられる生物を、プロジェクトに参加している様々な分類群が専門の研究者たちが紹介します。
チャルメルソウユキノシタ科Mitella furusei Ohwi var. subramosa Wakab.植物界-維管束植物門-モクレン綱-ユキノシタ目 |
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チャルメルソウの名は、果実の形が木管楽器であるチャルメラによく似ていることに由来する。江戸時代の植物図鑑「本草図譜」にすでに記述がある由緒正しい名前である。チャルメルソウの仲間(チャルメルソウ属チャルメルソウ節)も日本列島で著しく多様化を遂げた植物の仲間で、日本に分布する10種全てが日本固有種である。その上、海外には近縁な植物がほとんど分布していない。本種はその中でも特に奇妙な生態を持っており、ミカドシギキノコバエというただ1種の昆虫に受粉を依存している。パートナーであるミカドシギキノコバエも国外では採集記録がなく、おそらく日本固有種であろうと考えられる。(植物研究部・奥山 雄大) |
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分布 | 日本固有種(本州・四国・九州) | |||
絶滅危惧(環境省) | ― | 絶滅危惧(IUCN) | ― |