飛べ!100年の夢 日本の航空・宇宙100年記念 空と宇宙展 国立科学博物館
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1970年代〜現代
1960年代からの日本の宇宙開発
「新たな航空機開発期」 1970年代〜現代
YS-11の就航以降、国産小型機などの開発をはじめ、海外メーカーとの民間部門での共同開発や、防衛関係の機材開発で航空産業界はマーケットを拡大していきました。1985年には航空宇宙技術研究所(現在のJAXA)で開発されたSTOL(短距離離着陸)飛行実験機「飛鳥(あすか)」が初飛行し、また、遭難救難機USシリーズなど世界に類を見ない特殊航空機を開発しています。2014年には、経済性や環境性能に重点を置いた設計がなされた初の国産ジェット旅客機「MRJ」の就航が予定されており、世界の航空機マーケットへ羽ばたく新しい日本の翼に期待が集まっています。航空機を構成する素材には軽量の炭素繊維複合材料が開発され次世代型旅客機に採用されるなど、日本の技術力が結集された航空機製造が行われ、関連産業への波及効果が期待されています。
飛鳥(あすか)(C)JAXA
飛鳥(あすか)©JAXA

クローズアップ 「初の国産ジェット旅客機MRJ」
日本初のジェット旅客機「MRJ」の開発に関する展示を行います。
[主な展示物]
○MRJ模型、最新CG
○低コスト複合材 航空機翼部
○YS-11(1960年代)の構造やモ式6型(1910年代)の構造との比較展示も行います。


「MRJ」豆知識
MRJ=ミツビシ・リージョナル・ジェット
最先端の空力設計技術、騒音解析技術などの適用と、最新鋭ギアードエンジンの採用で、大幅な 燃費低減を実現。騒音、排出ガスも大幅に削減する最新の旅客機。
大きく分けて、92人乗りの「MRJ90」と、78人乗りの「MRJ70」がある。
航行距離は最大3410q。最大速度はマッハ0.78。
国産旅客機としては、1962年に初飛行し、1973年に生産が終了したYS-11以来となる 。
MRJ(提供:三菱航空機)
MRJ[提供:三菱航空機(株)]