野外調査


Database for Aquatic-vertebrate Science

野外調査

魚類研究室のスタッフは日本国内はもちろんのこと、北はロシア極東域から南はソロモン諸島まで、広い範囲で魚類の調査や採集を行っています。それぞれの調査の期間は短い場合には1週間、長い場合には2ヶ月におよびます

海南島(中国)調査

海南島は中国とベトナムの国境近くにある島です。国立科学博物館と中国科学院海洋研究所は海南島の浅海性動物を1997年2月-3月と1997年11月-12月に調査しました。この調査は文部省科学研究費補助金によって行われました。

タイ調査

タイは太平洋とインド洋に面しているので、海産動物の研究者にとって興味深い国です。国立科学博物館では1986年にタイの海産動物の調査を行いました。調査はマレー半島のインド洋側にあるプーケット島と水深が浅く砂泥底が多いタイ湾で行われました。

パラオ調査

パラオ諸島とヤップ諸島は太平洋西部の熱帯にあります。全体が小さな島で構成されていて、フィリピンの東方に位置しています。美しいサンゴ礁が発達していて、多くの魚類がすんでいます。

ミクロネシア(トラック・ポンペイ・マジュロ)調査

太平洋西部の熱帯にあるミクロネシア地域には多くの島々が点在しています。国立科学博物館では1982年にトラック諸島、ポンペイ島(調査当時はポナペ島と呼ばれていた)、マーシャル諸島のマジュロ環礁の海産動物の調査を行いました。

キリバス共和国調査

キリバス共和国は環礁というネックレスのような美しい形をした島々で構成されています。西から東にギルバートオ諸島、ライン諸島およびフェニックス諸島の順に並び、北半球と南半球にまたがっています。土地が低いので、地球温暖化が進むと国全体が海の下に沈んでしまう可能性があります。

フィリピン調査

フィリピンは西部太平洋にある美しい国です。フィリピンには多数の島があり、美しいサンゴ礁が発達していて、多くの魚類がすんでいます。

ソロモン諸島調査

ソロモン諸島はガダルカナル島やフロリダ島などの島々から構成されています。国立科学博物館では1984年にガダルカナル島とフロリダ島の海産動物の調査を行いました。

インドネシア

国立科学博物館、東京大学海洋研究所およびインドネシア海洋研究所はインドネシア東部に生息する海産動物の多様性に関する共同調査を1995年から6年間行いました。

ロシア極東域調査
国立科学博物館と北海道大学の調査隊はロシア極東域の調査をロシア科学アカデミーと共同で行いました。ロシア極東域の魚類は日本北部の魚類と関係が深く、日本産魚類の分類や動物地理学的研究にとって重要な材料となります。

ベトナム沿岸調査

国立科学博物館とベトナム国立水産研究所は2001年〜2003年にベトナム沿岸の浅海性動物を調査しました。この調査は文部省科学研究費補助金によって行われました。


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