微小藻を研究したり、産業で利用するためには、いつでも必要なときに生きた微小藻が手に入るようにしなければなりません。そのために系統保存と呼ばれる仕事が進められています。 系統保存は、自然界から微小藻を見つけ、1個の細胞や個体を栄養分を含む培養液や寒天に植えて増殖させる、分離と培養という作業からはじまります。 こうしてつくられた多数の培養株は、日本をはじめ世界各地の保存施設で継代培養や凍結保存などの方法で長期間保存されます。保存株は、研究者だけでなく、健康食品や製薬業、養殖産業などさまざまな場所で多くの人々によって利用されています。
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