−くうか・くわれるかー
海洋は地球表面の約2/3を占めており、そこでは沿岸域から水深1万メートルを越える深海溝に至るまで、複雑な海底地形が形成され、微少なプランクトンから多種多様な無脊椎動物、大型魚類、巨大な鯨類など多くの海洋生物が複雑な生態系を構成しています。

本展示のメインテーマは海洋における生物間のエネルギーの流れです。太陽エネルギーを取り込む藻類や植物プランクトンから始まるエネルギーの流れを、動物社会の基本である「くう・くわれる」関係を軸に解説します。さらに、肉食性の動物たちの餌を狩るユニークな方法と、逆に食べられないための工夫や、「くう・くわれる」関係を超越した寄生生物の世界などをさまざまな手法の展示で紹介します。

地球は母なる海の惑星です。これらの展示をつうじて海洋生物の多様性と、それを支えるエネルギーの流れ“食物連鎖”の理解をはかります。

○国際海洋年協賛事業

1994年12月の第49回国連総会にて、「持続可能な開発のための資源としての海洋及び海洋資源の重要性を一般の人々に周知する」ことを目的として、1998年を国際海洋年とすることが承認されました。本展示はその主旨に賛同し、協賛事業とし開催されるものである。

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展示資料