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5. 青水
栄養分が多い富栄養湖沼でも浅い場合は、藍藻(シアノバクテリア)ではなく、緑藻類が発生する事が多く見られます。
緑藻は空胞を持たないため、アオコのように水の表面に集まることはなく、水中全体が明るい緑色になります。この様な緑藻による水の着色をアオコと区別して青水と呼んでいます。
写真: ミャンマーの湖 青水の様子
青水は動物プランクトンや植食性の魚にとって良い餌となります。そのため、金魚の養殖などでは、わざと栄養分を入れて富栄養化させ、青水を発生させることが行われています。しかし、透明度を下げ、打ち上げられると悪臭を発生する、夜間に低酸素を引き起こすなどの問題があり、景観上の問題も指摘されます。