海洋生物の多様性(熱帯の海)ドロップオフの生き物たち
「熱帯の海」という言葉から何を連想するでしょうか。白い砂浜と青い海でしょうか。あるいは美しいサンゴ礁でしょうか。
「海洋生物の多様性」展示室ではサンゴ礁にあるドロップオフ(崖のようになった所)を再現しました。「ドロップオフ」展示の前に立つと上の方にサンゴが見えます。あなたが立っている床は水深15mの所に相当します。「ドロップオフ」にはいろいろな魚や貝類、カニやエビのなかま、トゲトサカ類(イソギンチャクの親戚)などが展示されています。
ヘラヤガラという黄色の魚が見えます。
アカマツカサという赤い魚がドロップオフの窪みに数匹泳いでいます。
左上を見るとハナミノカサゴが逆さまになって泳いでいます。
よく見るとアカマツカサの群の中にも逆さまになっているものがいます。水中は宇宙空間と同じように重力の力があまり働かないので、逆さまになっても不便はありません。「ドロップオフ」の前にはタッチパネル式のディスプレイがあります。これを使うと展示してある生き物を詳しく見ることができます。
そして、「ドロップオフ」の展示から少し離れて、「深海」展示の傍から見渡すと、「ドロップオフ」の上部にたくさんのサンゴがあることに気づくでしょう。「ドロップオフ」の最上部は水深5mくらいに相当します。