身近な科学橋と卵の関係
なんにも関係しないように思える、橋と卵。構造に注目すると、意外な共通点が見えてきます。
橋の形で良く見る、あの半円のアーチ形と言われる構造。それがどのくらい強いのか、体験できる展示があります。
かかと、浮かせてますよ。体重かけてもなんのその。
この構造は「作用・反作用」のしくみを利用しています。
上からかかる力は、隣り合うパーツへどんどん伝わっていき、最終的には地面へ伝わります。
個々のパーツが壊れない限り、上からかかる力にはとても強いです。
「橋」の構造に使われている訳が分かりますね。
でも、下から押し上げてみると、指一つで簡単に崩れてしまいます。下からの力にはとても弱いのです。
この構造、実は身近な生き物にも当てはまります。
卵の形を想像してください。丸みがあるため、卵の殻の断面は写真のようなアーチ形になります。
卵を割るときは、かなり強く卵を打ち付けないと割れませんが、内側から殻を破る雛は、そんなに力はいらないのです。