旧石器時代の人類史、動物考古学
氏名 | 藤田 祐樹 | |
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所属 | 人類研究部 人類史研究グループ | |
学位 | 博士(理学) | |
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研究分野
旧石器時代の人類史、動物考古学
研究内容
旧石器時代遺跡の発掘調査
沖縄の洞窟遺跡で旧石器時代の人骨や、彼らの生活の痕跡を探して発掘調査をしています。前の職場である沖縄県立博物館・美術館の研究者とともに、世界最古の釣り針を含む多様な貝製品を作っていたことや、秋になるたびモクズガニを食べに来るユニークな暮らしぶりをしていたことなどを発見しました。発掘をしていると、何がでるかわからないので、ほかの分野の専門家たちの協力を得ながら、私たちの遠い祖先がどんな人で、どんな暮らしをしていたのか、解明していくことが目標です。
絶滅動物とヒトの関わり
もともとアフリカで誕生した人類は、今や世界中に住んでいます。数万年前に世界に広がった人々は、行く先々で動物を狩猟したり環境を改変させたりして、様々な影響を自然に与えてきました。それが、どんなだったかを知りたくて、沖縄で絶滅したシカ類やイノシシの特徴を調べ、ヒトとどんな関わりがあったかを考えています。
動物の運動研究
人類といえば二足歩行、二足歩行といえば鳥、鳥といえば、ハトはどうして首を振って歩くのだろう…という研究もしています。
ひとこと
発掘をして見つかったものが何だろうと、できるだけ自分で考え、いろいろな方法で調べるようにしています。最終的には多くの方々に協力をしていただいていますが、シカ化石が見つかればシカの勉強をし、カニ遺骸が山ほど見つかれば、カニの勉強をします。そのため、自分の専門が何なのか、よくわかりません。でも、そういう研究の方法も、けっこう楽しいですよ。