国際深海掘削計画の一環として、世界16ヶ所に微化石標本の共同利用センター(微古生物標本・資料センター:Micropaleontological Reference Center)が設置・運営されています。当館は世界の5ヶ所に設けられた、全ての標本を保管する国際共同利用センターとしてその役割を果たしています。
国際深海掘削計画によって採取された微化石標本(有孔虫・放散虫・珪藻)の充実に努め、以下の活動を通して国際的共同利用の一層の推進を図っています。
GBIFは、世界中の生物多様性情報(観察・文献・標本)を収集し、利用できるようにするための国際的なしくみです。 日本からGBIFへ情報発信を行うため、全国の自然史系博物館等が所有している生物多様性に関する標本情報を、インターネットを利用して検索できるシステム(サイエンスミュージアムネット)を構築して公開しています。日本から提供される生物多様性データは、アジアから提供されるデータの約半数を占め、科博からのデータはその中でも大きな割合を占めており、アジア、世界での日本のプレゼンスに貢献しています。