故、星野孝治博士が広島大学理学部附属向島臨海実験所において研究された海綿動物標本約1100点が当館に保管されています。 これらは瀬戸内海沿岸を中心に九州、四国、紀伊半島、房総半島等日本各地から採集されたもので、この中には、星野博士が1977年〜1985年に発表された新種のタイプ標本、70点を含んでいます。 これらの標本は主に乾燥標本であるが、多くは永久プレパラート標本も同時に作成されています。 このコレクションは、今後、日本産海綿動物を研究する上で重要なものと位置づけられます。