2016-01-21
新たに入手した、スメタナ・コレクション(コウチュウ目ハネカクシ科)
入手の経緯
写真[左]:再配列前のスメタナ・コレクションの一箱、[右]再配列後のスメタナ・コレクションの一箱
2013年5月に、スイスのジュネーブで開催された「国際ハネカクシ学会議」の席上で、博士ご本人から、所蔵標本の購入を打診されました。その後、博士との交渉を経て、国立科学博物館が当コレクションを購入し、永続的に保管・管理することになりました。2014年12月にオタワの博士宅を訪れ、当コレクションの発送に従事しました。そして、12月22日にコレクションは安全に筑波研究施設の動物研究部に到着しました。
当コレクションは当初、スメタナ博士が使用していたブック型の標本箱250箱あまりに収蔵されていました(写真[左])が、そのままでは、当館の昆虫収蔵庫内に配架することができません。そこで、収蔵庫に配架できる標本箱を調達し、2015年度の前半に、約半年をかけて新しい標本箱へ移し替えました(写真[右])。その結果、大型ドイツ型標本箱に84箱、標本ダンス4竿あまりに収納され、現在では筑波研究施設の自然史標本棟に保管されています。