対象 | 主に大学生・大学院生・専門学校生(一般の方も受講いただけます) |
実施方法 | オンラインでのライブ配信講義(Zoom使用予定) 及びオンデマンド配信 ※録画した講義を後日、オンデマンド配信します。 配信期間:各講義日から1ヶ月程度(予定) ※オンデマンド配信では質疑応答は行えません。 |
開講期間 |
令和6年9月13日、9月27日、10月11日、10月25日、11月8日、11月22日 |
募集定員 | 100名程度 |
受講料 | 12,600円(国立科学博物館大学パートナーシップ入会校の学生は6,300円) |
第1回 9月13日(金) |
国立科学博物館 産業技術史資料情報センター長 前島 正裕 日本の科学技術・産業技術の概論 |
明治時代以降の日本の科学技術及び産業技術の発達を概観しつつ、電力や家電など、身近な技術をいくつか取り上げ、発達のそれぞれの様相に焦点を当て、概説します。 |
第2回 9月27日(金) |
国立科学博物館 理工学研究部 科学技術史グループ 研究主幹 久保田 稔男 日本の近代建築 |
洋の東西を問わず、建築は人類の生存にとって欠くことのできない存在です。世界各地で地域の気候に根ざした独自の建築が造られてきましたが、文化の交流に伴って、時に影響しあい、時に反発して建築も多様に変化しました。日本の建築も例外ではなく、特に明治以降、文明開化のかけ声とともに西洋の建築技術が流入し、伝統的な建築とは異なった、新しい建築が各地に建てられ、現在に至っています。上野公園にある建築を題材に、日本の近代建築の歩みを概観します。 |
第3回 10月11日(金) |
国立科学博物館 理工学研究部 科学技術史グループ 研究員 河野 洋人 ことばの科学史——日本と西洋科学の出会い |
日本は幕末・明治期の近代化の過程において西洋科学を受容していった、としばしばいわれますが、それまでの文化的・学問的実践に立脚しつつ、それとは異なる西洋の学問を理解し受け容れていくにあたっては、多くの困難や葛藤がありました。本講義ではこの一断面に、主として物理学関係の科学用語の変遷をたどることから、光を当てます。 |
第4回 10月25日(金) |
国立科学博物館 理工学研究部 客員研究員 長島 宏行 日本の航空機保存・展示の現状 |
航空機はその時々の最先端の科学技術の粋を集めた工業製品であることから、かつて博物館では科学技術の証としての展示が主でした。ただ近年では文化財的価値を有する近代化遺産としてとらえられるようになり、保存展示だけではなくそのための修復の考え方も大きく変わりました。本講義では国外の博物館での事例を交え、日本での現状を紹介します。 |
第5回 11月8日(金) |
国立科学博物館 産業技術史資料情報センター 参事役 亀井 修 産業技術史の視点からSDGsを考える |
産業技術史の視点から SDGs (Sustainable Development Goals、持続可能な開発目標)について考えます。地球の行く末を人が意識しなければならない時代 = アントロポシーン(Anthropocene、人新世)と、それをもたらした技術・科学・産業をキーワードにして、近未来を含む現代の科学技術を概観します。 |
第6回 11月22日(金) |
国立科学博物館 理工学研究部 科学技術史グループ長 沓名 貴彦 博覧会からみる日本の近代化と科学技術 |
博覧会は、日本の近代化に大きな役割を果たしました。しかし、上野公園がその中心地であったことは、あまり知られていません。上野公園で開催された博覧会を事例に、博覧会から日本の近代化と科学技術について概観します。 |
所属等は令和6年4月現在のものです
1. 応募に係る注意事項
本講座を受講するに当たって、注意事項がございます。2. お申込み ※令和6年度の申込受付は終了しました。
下記の受講申込専用ページからお申し込み下さい。(国立科学博物館ウェブサイト内「イベントカレンダー」ページ)
受付終了しました
※ いただいた個人情報は、本講座に付随する目的のみに使用します。
3. 受講者の決定
受講申込者には、8月26日(月)までに、受講の可否をメールでお知らせします。4. 受講料のお支払い
受講料のお支払い方法など詳細は、受講決定通知とともにご案内いたします。