当研究部には、現時点で約5,000個体分の人骨標本が、関連報告書類等とともに保管されています。これらの大部分は日本各地出土の古人骨で、概数で、150体が縄文時代、4体が弥生時代、320体が古墳〜平安時代、900体が中世、3000体が江戸時代のものです。代表的なのものとして、彦崎貝塚遺跡(縄文時代)、蝦島貝塚遺跡(縄文時代)、極楽寺遺跡(鎌倉時代)、および池之端七軒町遺跡(江戸時代)からの出土人骨資料があります。極楽寺遺跡出土資料は、約600体分の頭骨および四肢骨から成ります。池之端七軒町遺跡の出土資料は、約600体分の人骨の大部分が個体分け可能な全身骨格で、幼児から老人までの幅広い年齢層の個体が含まれている点で貴重です。日本の遺跡出土古人骨資料についての詳しい情報は
遺跡出土人骨データベースでもお調べいただけます。
資料庫(四肢骨)