計量関係
1870年に大蔵省の度量衡改正掛が度量衡改正のために収集・参考とした内外の計量器機を元に継続して蓄積され、後に工業技術院計量研究所から移された資料が中心となっています。 これには, 日本古来からの升や秤、 物差しなどの度量衡の標準器や器機, 幕末から明治にかけて西洋から購入された計量器機類、 メートル原器 (複製)やキログラム原器(複製)などの計量基準器機類などがあります。 この他に、 安政元 (1854)年にペリーが将軍に献上した「中型天秤」や, 我が国最初の水道メーター等、 1,000点を超える種々の計量分野も含まれています。 理工学研究部が1997年度から実施している産業技術史資料の評価・保存・公開に関する調査研究の一環として再評価の作業を行っています。